『通風の初期症状』-治療時の通風に良い食べ物-

通風発作の治療

通風発作に使用する薬には2種類あります。ひとつは発作直前または発作初期に発症を回避したり中断させたりする薬、もうひとつは激痛時の痛みをとにかく軽減させるために使われる薬です。


通風発作が起きてから慌てて尿酸降下薬を服用すると、かえって症状が酷くなる事がありますので飲んではいけません。ただし元々服用していて発作が起きた場合は、原則として服用を続けます。


■通風初期に効果的なコルヒチン

コルヒチンはピリピリとした違和感を感じる発作の直前や発作の初期に服用する事で、症状の進行を抑えたり発作を未然に防ぐ事ができます。ただし発作が激痛期になってしまってからは服用してもあまり効果はないようです。通風の患者さんが医師の診察を受けるのは激痛期になってからがほとんどなので、最近はコルヒチンを使う機会がほとんどありません。


また尿酸降下薬を飲み始めて尿酸値が下がった時など発作が起きやすい状況で、発作を予防するために服用する事もあります。


■発作が起こったら抗炎症薬を使用

通風発作の激痛の原因は関節の炎症です。そのため抗炎症・鎮痛作用のある薬物を投与して、炎症を抑え痛みを軽減する治療が行われます。日本では主に非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が使用されています。


この薬は体内で痛みや炎症の原因物質であるプロスタグランジンの生成を減らす働きがあります。ただし副作用として胃が荒れやすくなるほか、高齢者では腎障害が起きることがあります。


腎障害などでNSAIDsが使えなかったり、投与しても効果がなかった場合には、強力な抗炎症作用がある副腎皮質ステロイドを使用します。この薬はあまり早く使うのをやめてしまうと関節炎が再発する事があるので、使用量を10日かけて徐々に減らしていく方法がとられています。


■高尿酸血症の治療

激しい痛みを伴う通風発作が治まったら、次はその原因である高尿酸血症の治療にとりかかります。尿酸値を正常域まで下げる事は、通風発作の再発を防ぐ事はもちろんですが、腎障害や尿路結石などの合併症を回避することもできるのです。


高尿酸血症の治療は薬物療法と生活療法が基本となります。どんなに薬で尿酸値を下げても、尿酸値を高くした生活習慣が改善しない限り同じ事を繰り返す事になります。


また食事療法を中心とした生活療法は、高尿酸血症に併発しやすい肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防や改善に効果があるので、積極的に取り組む必要があります。通風発作、通風結節が見られる場合は、薬物療法が中心となります。


■薬物療法の開始基準

高尿酸血症とは尿酸値が7.0mg/dl以上のことをいい、この値を超えると治療が行われますが、通風発作などの症状がない無症候性高尿酸血症の場合はその基準がゆるく、8.0mg/dl以上で薬物療法が行われます。


さらに腎障害や尿路結石、高血圧、高脂血症、糖尿病などの合併症もない場合は、さらに基準はゆるくなり9.0mg/dl以上で薬物療法が行われます。