『通風の初期症状』-治療時の通風に良い食べ物-

通風発作

通風の代表的な症状は激痛の通風発作です。高尿酸血症には自覚症状がないため、この状態を数年から10年以上放置することである日突然に激しい痛みの通風発作に襲われてしまいます。通風の発作はある日突然なんの前触れもなく起きます。


夜に就寝する時はなんの異常もなく、寝ているうちになんとなく足の親指などの関節が痛みだし、赤く腫れて熱を持ち、その痛みが次第に強くなって翌朝にはあまりの激痛に耐えられないほどになります。


これは就寝中に血圧が下がり血液の循環が悪くなるところから、体温が下がり結晶ができやすくなるのではないかと考えられています。激しく痛み、患部が熱を帯びて赤く腫れ、テカテカと光っているようなら間違いなく通風の発作と考えられます。


普通はこのあまりの激痛で病院に行き、自分が通風であることと高尿酸血症であることを告げられます。この激痛は2~3日で治まり、軽い痛みが1~2週間続きます。それ以降は何事もなかったように痛みがすっかり消えてしまいます。そしてわずかに紫色を帯びて薄皮が一枚はがれたような状態になります。


通風はこのように突然激痛に襲われますが、その後自然に治まってしまうため、治ったと勘違いして治療をおろそかにしがちです。しかし通風の背後には高尿酸血症と呼ばれる基礎疾患が隠れています。通風発作で死ぬ事はありませんが、この血中尿酸値が高いままにしておくと恐ろしい合併症を引き起こしてしまうのです。


激しい通風発作に襲われないためにも、恐ろしい合併症を起こさないためにも、自分の尿酸値を知り、専門医の診断を受け、正しく尿酸をコントロールする必要があります。尿酸のコントロールは容易であり、きちんとコントロールしていれば通風は恐れる病気ではありません。


■通風発作が起きやすい状況

通風の発作は血液中の尿酸値が高い場合に起こります。数値的には血液中に溶ける尿酸の量は6.4mg/dlで、それ以上になると尿酸ナトリウムとして結晶化してしまいます。ただし血液には色々なものが含まれているので、理論上の数値より結晶ができにくく、実際は7.0mg/dl以上になると尿酸が結晶化し、関節やその周辺に沈着していきます。


高尿酸血症や尿酸が沈着していることには自覚症状がありませんので、突然通風発作に襲われると「昨日まで何ともなかったのにどうして?」と疑問に思うかもしれません。しかし高尿酸血症の状態が続いている限り、いつ激しい痛みに襲われてもおかしくないのです。そして生活面では尿酸値を上げ結晶化させやすい状況で発作が起きやすいともいえます。

○ お酒をたくさん飲んだり、食べ過ぎたりした時
○ 精神的なストレスを強く感じている時
○ 忙しい仕事が続いている時
○ 激しい運動をしたりサウナに入ったりして、大量に汗をかいた時
○ 長時間外に出たりエアコンをつけっぱなしにして体を冷やしてしまった時
○ きつい靴を履いて長時間歩いた時


通風発作は通常尿酸値が上がった時に起きますが、時として尿酸値が急に下がった時にも発作が起きる事があります。例えば治療のために降尿酸薬を服用し始めたら逆に発作が起きてしまう事もあります。その為、薬の服用量は自分で変えたりせず、医師に指示された量を守る事が大切です。